About GU - 外国人労働組合 (通称;GU)とは


GUの きっかけ - WHAT PROMPTED GU

多言語の生活相談会の中、2020年からコロナ渦で、特に外国人労働者の未払いや解雇等の問題が増えました。 

Through our daily multilingual consultations, we have been hearing increased voices, especially of foreign workers, of being unpaid or being laid off. These cases have increased since 2020 due to the COVID-19 pandemic.

この人たちは公的機関からまともな支援を望めない等、深刻なケースも多くあります。

Many of these foreign workers face harsh conditions such as being unable to receive proper assistance from public institutions.

GUは、外国人労働者やその家族等を支援するために、相談ボランティアらで立ち上げられた新しい労働組合です。

GU is a new labor union established by counseling volunteers to support foreign workers and their families.


GUの目的 - Purpose of GU

私たちは、人種、国籍、思想、歴史、文化の「違いをのりこえ、人として尊重される社会」を目指しています。

We aim to create a “society that overcomes differences” in race, nationality, ideology, history, and culture and “respects people as human beings.”

History - 背景

利用と排除の歴史

 1980年代、国内の労働力不足により外国人労働者が急増しました。日本は出入国管理及び難民認定法を改定、日本への入国をきびしく管理しました。
 国内では建築など日本人が就きたがらない「きつい、きたない、きけん」いわゆる3Kの仕事で人手不足が進みます。日本は産業界の利便のため外国人技能実習や留学生10万人計画を進めました。

 2000年代には、介護不足を補うために外国人介護士の受入を進めるなど、外国人労働者は常に道具として扱われてきました。

日本の現状

 1990年12月18日、国連は「すべての移住労働者とその家族の権利保護に関する条約」を採択しました。
 2020年10月末現在、外国人労働者の数は1,724,328人と年々増えています。(厚生労働省2021年1月29日報道発表) 

 中小零細企業では、いまや外国人労働者なくしては経営が成り立っていかない現状です。しかし、日本社会を支えている仲間である外国人労働者たちの労働条件は極めて劣悪であり、労働基準法や労働安全衛生法をはじめとする法規が守られていません。
 労働者の保護は、国籍や在留資格を問わず企業側の義務です。

立ち上げ前の話

 本当に当事者のためになる労働組合が少ないことに唖然

私たちは元々、相談ボランティアから成るユニオンです。

当初、生活相談に携わる過程で、労働者本人の置かれた状況を目の当たりにし、その打開策としてユニオンという手段を選択したものの、当時は右も左も分からぬ状況でした。

 

そこで、いくつか大手の労働組合に話を聞きに行ったところ、殆どの大手労働組合は、独自の政治的思想にとらわれた運動をしていました。

ですが、そのこと自体は、当人らの自由でしょうし、干渉はしません。

 

ただ結果的には、労働組合を頼り、支援を求め訪れた困窮する被害労働者に対して、これら大手の労働組合には、独自の政治的理念を実現するための道具として、被害労働者の不幸を利用しているだけの組織もありました。

 

だからといって、これら大手の労働組は、当事者やその他からも、例え抗議を受けたとしても、社会的な制裁を受けることもありません。

困窮する被害労働者は、最後に頼る相手として、すがったはずの、これら大手の労働組合からも利用され、傷つき、終わっていきます。

 

このような現状において、本当の意味で、当事者に寄り添えるユニオンを目指していきたい。

そして、同じ気持ちを持ったユニオンが、もし他にあるのなら、共に手を携えていきたい。

 

それが、この呼びかけの動機です。

2022年11月29日

外国人労働組合リーダー李

運動への呼びかけ

一人でも多くの方の参加を集っています!

 日本人労働者では減った露骨な未払い賃金問題も、こと外国人労働者には現在も、未だに起きています。

 業務災害が起きても、労災申請がされず、また、給料を払わなくても「そのうちビザが切れて帰国するだろう」と、労基署が指導しても無視するなど、外国人労働者は、いつまで経っても「安い使い捨ての道具」としか思われてなく、生きた人として扱われません。

 日本と企業には糾弾と共に外国人労働者の人権の確立を求めます。
 外国人労働組合(GU)は、これからもすべての労働者と家族らのために活動していきます。

外国人労働組合
(外国人ユニオン / GLOBAL UNION;GU )
所  在:〒110-0015東京都台東区東上野1-20-6・3階

立ち上げ:2021年1月15日

設立総会:2021年2月27日

資格審査:2021年3月16日(3号4号5号)適合

 (審査機関:東京都労働委員会)

免許取得:2021年12月1日(労働者供給事業)許可

 (証明者:厚生労働大臣)